
「センイルカフェ」とは、誕生日を迎えるアイドルのためにカフェを貸し切ってコンセプトを決め、誕生日のお祝いが行われるカフェのこと。今まではメンバーの誕生日になるとカフェツアーをするだけだったが、今回は自分でセンイルカフェイベントを開催することになったので、イベントの概要を書いてみたいと思う。
1 起
2022年10月4日、ジョンハンのセンイルカフェ巡りをしていたら、スングァンとぴったりのカフェを発見した。外観がパステルカラーの家で、クマのキャラクターが可愛いお店だった。友達と冗談半分で、「誰かここでスングァンのセンイルカフェしてくれないかな」と言ったら、「あんたがやればいいじゃん」と言われたのがきっかけだった。
そこから、ある日ふとあのカフェでセンイルカフェイベントを開催したいと思い、夜明けに友達と一緒にいろいろなアイデアを出し合った。周りのオタ友も自然に私たちのセンイルカフェプロジェクトに参加するようになり、いつの間にかスングァンのセンイルカフェイベントを開催することになっていた(遊び半分で始めたのに、本当に開催することになるとは...)。
本格的な企画は、スングァンの誕生日の半年くらい前から始まった。4人でアイデアを出し合い、色んなコンセプトを考えるうちに、最初とは真逆のコンセプトを考えることになった。それは「スーツ姿のスングァン」。
今までかわいいコンセプトはたくさんやってきたので、逆にブナンボ(부남보/”スングァンが男に見える”の略語)の瞬間を生かし、社会人である私たちが職場のコンセプトをやってみることになった(TMI注意報!スーツ姿にハマっているように見えるかもしれないが、スングァンはキュートなイメージの持ち主だと思う)。
コンセプトを決めた後、最初にしたのは貸切ができるお店を探すことだった。いくつかのお店に連絡を取り、最終的に「カフェCOGG.」に決めた。センイルカフェイベントが主に開催される地域とは少し離れていたが、広々とした空間とトイレはもちろん、特に店内と外観のオレンジ色の壁がお気に入りだった。
7月末、カフェの下見に行ってオーナーとミーティングし、私たちの計画を伝え、必要な準備事項を事前にチェックした(カフェによって条件が異なるため、ミーティングで調整した方が良い!)。
2 承
「焦らずに前もって準備しよう!」と決めたはずなのに、みんな社会人なので、ミーティングから約3ヶ月間、忙しくてなかなかスムーズに進まなかった。そのため、イベント企画は保留状態が続いた。秋夕(※チュソク/10月初旬)連休の間、さすがにこれ以上は延ばすわけにはいかないと思い、緊急会議を開いた。
特典とMDグッズの構成をまとめ、メインポスターのデザインを作り上げた。当初は私たちの手数を減らすためにデザインは依頼しようと思っていたが(韓国には、センイルカフェ専門のコミッションを受ける人がいる)、結局メンバーの中の1人がデザインを担当することになった。デザインツールを使えるメンバーがいない場合は、コミッションを依頼した方がクオリティももちろんのこと、無駄な手間がかからずに済む。想像よりもデザインしなければならないところが多いからだ(ポスターや特典の構成イメージ、特典、MDグッズのデザインやコンセプトを統一させなければならない)。
そして10月になり、メインポスターを完成させ、アイテムごとに発注先を手配した。しかし11月になったら、ある事件が私たちを襲った。それは「公式グッズの襲撃」!以下は、GOING SEVENTEENのコンセプトの一つ、「GOING COMPANY」グッズの紹介映像である。
「焦らずに前もって準備しよう!」と決めたはずなのに、みんな社会人なので、ミーティングから約3ヶ月間、忙しくてなかなかスムーズに進まなかった。そのため、イベント企画は保留状態が続いた。秋夕(※チュソク/10月初旬)連休の間、さすがにこれ以上は延ばすわけにはいかないと思い、緊急会議を開いた。
コンセプトや構成アイテムがかなり似ていたので、私たちは緊急事態に突入。企画はずっと前から進めていたので、なんだか悔しい気持ちだった。メインポスターだけ出来上がった段階だったけれど、パクリだと言われないよう、当日急いでアカウントを作って告知を投稿した。コンセプトのために、ヘッダーも崩れかけたお店で通常営業するという画像を設定した。
私たちのセンイルカフェは通常営業します😞

3 危
告知も上げたことだし、今度は本当に期間内に完成しなければならない。幸いにも、オタ友がもう1人仲間に加わり、5人の総代兼運営メンバーが揃った。効率的な管理のため、デザイン・空間企画・発注・SNS・精算パートを分け、それぞれメイン、サブ担当者を置き、R&Rを分担。プライベートが忙しい中、みんな睡眠時間を減らしながら本格的な企画を練り上げると同時に、発注地獄が始まった。
通常、特典として紙コップを提供するが、製作にかかる期間は2-3週間程度。そのため、センイルカフェを開催する場合、メインデザインが決まったら、先に紙コップを発注することをおすすめする(日本の場合、韓国で開いたセンイルカフェの紙コップを大量に購入することもあるらしい。私たちにも問い合わせが届いた) 。 他はコンセプトや予算によって異なるが、私たちの場合は、コンセプトに忠実しながらもクオリティを高め、無料配布しようと決めていたので、赤字だったにもかかわらず、発注を進めた。最近、量産型のセンイルカフェも多いため、みんなが作っているようなグッズは避けたいと思っていた。
通常なら、ポストカード、プリント写真、折りたたみポスターなど紙で作られるグッズを特典として作った方が安い。だが、私たちはお金をかけてでもコンセプトに沿いたく、ショッパーバッグ、ボールペン、名刺、社員証、4カットフォトなどを用意した。
MDグッズとしては、ミルクグラスやアクリルキーホルダーなど、単価の高いものを注文したかったため、高品質かつ単価の低い業者を見つけるのが大変だった。通常、少量の発注は高く、大量に注文しても最低発注数量(MOQ)が決まっているため、集客数を予想するのが一番難しかった。(私たちも最初、発注数量を低く設定していた。もしそのまま発注していたら、オープン当日にあっという間になくなっていたのだろう)

先着特典やラッキードローの1等賞として、会社に入るともらえる「ウェルカムキット」を用意した。MDグッズを含むすべての商品をもらえたので、かなり人気があった。(1番目に入場するために、朝6時から6時間くらい並んでいた方もたくさんいらっしゃった) 思った以上に喜んでくれて嬉しかったが、商品をデザイン・発注し、パッキングすることは本当に大変だった。ここでアドバイスするなら、センイルカフェを開催したいなら、できるだけで人を集めることがいいと思う。私たちは5人で準備したので、なんとか耐えられたんだと思う。

4 展
平日には仕事を終えてから夜明けまで、そして週末は休む暇なくセンイルカフェの準備で気が狂いそうになった嵐のような2ヶ月。いつの間にかセッティングの日がやってきた。セッティング日は金曜日だったので、みんな会社は休みをとって駆けつけてきた。カフェの営業時間中、セッティングできる3時間くれていたので(少しパニックだった... できればイベント前日に営業を終了してセッティングの時間を確保できる場所で行うことをおすすめする)、バタバタしたが、なんとかセッティングを無事完了した。
コンセプトにかなり本気だったので、スングァンのオフィスを実現するために机まで組み立て、モニター画面の中のチャット、スケジュール、メモ、壁に貼られた会社のコンテンツ、提案書など、細部にまでこだわった。会社員ならもっと共感できる内容であったのでは?
そして、私たちの会心の作は、オーダーメイドした「ぬいぐるみフォトゾーン」!ここには、スングァンが撮った写真、コメント、歌った曲や歌詞などを活用してミニデスクを飾っておいた。
棚にはスングァンの写真とSEVENTEENのアルバムを飾っておいた。参加した人たちがメッセージを残せる決裁書類のボードとともに、反対側にはみかんに落書きできる「みかんデコレーションゾーン」を設置した。時間が経つにつれ、さまざまな落書きのみかんが集まり、気に入ってくれた方もたくさんいだようで嬉しかった。
そして待ちに待った1/13-1/15の3日間行われたブハン商事のセンイルカフェ。思った以上にたくさんのカラットが来てくれた。「コンセプトが素敵です」、「イベントを開催してくれてありがとうございます」と言ってくれる方もたくさんいて嬉しい限り。Twitterの口コミでも、細かいところまで気づいてくれて感動した。ラッキードローも好評であり、これほどの反応があるとは想定していなかった。数量も少なめになっていたため、開始20分で終了してしまい、申し訳なかった。もしセンイルカフェを開催したいという人がいたら、ラッキードローの数量は多めに発注することをおすすめしたい。
5 結
長くオタ活を続けてきて、こんなことまでやるのかと思うほど、自分でも信じられない経験だった。はじめてで、未熟なとこももたくさんあったはずだけど、最後まで一緒に頑張ってくれたオタク友達や、私たちが準備したセンイルカフェイベントを楽しんでくれたCARAT、本当に本当にありがとう!時間やお金、心に余裕がない人なら、かなり大変だったが、人生に一度はやってみてもいいかもしれない。私たちは楽しすぎたので、またやってしまうのではないかと少し不安である(ある日、ブハン商事のツイッターアカウントに、別のコンセプトのイベント内容を投稿するかもしれない(笑))。
センイルカフェイベントを開催して、様々な年齢層の人々がスングァンを応援し、愛してくれているんだなと実感できた。参加してくれた人たちのメッセージを見て、私も心が温かくなった。そのメッセージの中で一番印象に残っているメッセージを最後に、今回の記事を終えたいと思う。
スングァン、もう一度、お誕生日おめでとう!世の中には君を応援する人がたくさんいるから、これからも幸せに、末長く一緒に歩んでいこう。
⬇️ 「ブハン商事」のセンイルカフェの準備過程Vlog
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