1年前の2023年1月のSEVENTEEN
[ 第37回 ゴールデンディスクアワード ]
毎年1月に開催される「ゴールデンディスクアワード」。SEVENTEENはデビュー以来、毎年この授賞式に参加しているため、今回の記事では「ゴールデンディスクアワード」にまつわるエピソードを多く書く予定だ。昨年の1月の「ゴールデンディスクアワード」のステージでは、2022年の活動曲「HOT」や「_WORLD」をはじめ、多くのファンが待ち望んでいた「DON QUIXOTE」のパフォーマンスを初公開した。ステージの形に合わせてフォーメーションを構成するなど、彼らのこだわりが感じられるパフォーマンスであった。この日、SEVENTEENは「タイ・K-POPアーティスト賞」、「ベストパフォーマンス賞」、「レコード部門賞」の3冠という名誉を手にした。
2年前の2022年1月のSEVENTEEN
[ ウジのミックステープ「Ruby」をリリース ]
2022年1月には、「The Thirteen Tapes(TTT)」プロジェクトの最初の扉を開いたホシに続き、ウジの唯一無二の優れた音楽的感性を感じさせてくれる初めてのソロミックステープ「Ruby」がリリースされた。ソロ曲として、今までとは違う新しいコンセプトであった上、全編英語歌詞の曲だったのが新鮮に感じられた。その中でも一番破格的だった歌詞は、「Shit This is red too」の部分ではないだろうか。2022年に開催されたファンミーティング「SEVENTEEN in CARAT LAND」で自己紹介をするとき、メンバーたちがウジに、この歌詞を言わせたこともある。歌詞の中にスラングが含まれているので、ライブの時は「ウアヘ(※ウジはみんなが大好きだよ/メンバーごとに「愛してる」の代わりに言う言葉を持っているが、ウジの場合は”ウアヘ”である)」に変えて歌うこともある。この時以来、「Ruby」のコンセプトに合わせてカスタムした赤いマイクとイヤモニを使うようになった
現在、唯一残っている音楽番組のステージは「M COUNTDOWN」だ。チッケムでウジが衣装を着替えるシーンがあったが、鍛え上げられた背筋を披露し、多くのCARATがその部分だけを繰り返し見たと話題になった。(「最も多く見られたシーン」であることは歴然としている)
[ スングァンのバースデー記念インセンネコッ(韓国式プリクラ) ]
2022年1月16日、スングァンは誕生日を迎え、ファンたちが作ったインセンネコッ(韓国式プリクラ)のフレームで撮った写真を投稿してくれた。韓国には、投票を通じてメンバーの誕生日広告を出したり、インセンネコッのフレームをデザインしたりするファン投票アプリがある。インセンネコッは、「PODOAL」というアプリで投票数1位を獲得した誕生月の人が撮影できる。現在は、HYBE所属アーティストの肖像権の問題により、勢いがかなり減ったが、当時は毎月、かなりの盛り上がりを見せていた。投票後は、スングァンの誕生日を祝うためにファンたちがセンイルカフェを巡って同じフレームで写真を撮り、さらにそのニュースを聞いたスングァンが直接行って撮った写真を投稿したそうだ。忙しいスケジュールの合間を縫って撮影してくれたことも感動的だったが、アーティストがファンのインセンネコッを撮って投稿したのは初めてであったため、K-POPファンの間でも話題になった。
3年前の2021年1月のSEVENTEEN
[ オンラインライブ「IN-COMPLETE」を開催 ]
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、しばらくコンサートが中止になっていたが、代わりに初のオンラインライブ「IN-COMPLETE」を配信。元々オフライン公演の予定だったが、新型コロナウィルスの影響でやむを得ずオンラインのライブ配信に変更され、メンバーたちも残念がっていた。オフラインでパフォーマンスを披露できない分、レジェンドと言っても良いほどのセットリストを組んでくれた。個人的に好きだったのは、「Fear」から「Fearless」につながるところと、年齢別ユニットのスペシャルアルバム「Semicolon」のステージ、そして「HOME;RUN」のパフォーマンス後、年齢別ユニットの曲名とダンサーのチーム名を使ったウィットに富んだコメントだ。
[ 第35回 ゴールデンディスクアワード ]
「Fearless」と「Left&Right」のパフォーマンスが際立っていた『ゴールデンディスクアワード』。特に「Fearless」は、韓服(ハンボク)をベースにした衣装やホシが太鼓叩くイントロのパフォーマンス、ディエイトが披露するダンスブレイクが印象的だった。「Left&Right」のアレンジver.も評判だったが、後半に「Left and Right」という歌詞に合わせて特殊効果の演出で、左右から放たれる花火の姿が笑いを誘った。また、SEVENTEENはこの日、レコード部門本賞を受賞した。
4年前の2020年1月のSEVENTEEN
[ アメリカツアー「ODE TO YOU」 ]
2020年1月にはワールドツアー「ODE TO YOU」を開催。ニュージャージー州をはじめ、シカゴ、ダラス、ヒューストン、メキシコシティ、ロサンゼルス、サンノゼ、シアトルまで、アメリカ各地を回りながらも、忙しいスケジュールの中で日常写真をたくさん投稿してくれた。ホシは、ファンたちがランダムダンスを撮る場所にサプライズで訪れ、一緒にダンスを踊ったりと楽しい思い出を作ってくれた。
大変なスケジュールで疲れているはずなのに、ステージの上ではその疲れをまったく見せず、全力で踊る姿を披露してくれた最高のツアー。結局、新型コロナウイルス感染症拡大により開催予定だったヨーロッパツアーは中止になったが、彼らの成長ぶりを堪能できる嬉しいツアーだった。「HIT THE ROAD」には、この時期のSEVENTEENの姿がありありと収められているので、是非一度見てほしい。
5年前の2019年1月のSEVENTEEN
[ 6thミニアルバム「YOU MADE MY DAWN」をリリース ]
5thミニアルバム「YOU MADE MY DAY」とつながるアルバム。タイトル曲「HOME」は、冬らしさを感じられる暖かい雰囲気の曲。穏やかなメロディーとは裏腹に、3連続で回転するなど、振り付けはパワフルで細かい動きが特徴。収録曲「Good to Me」と「Getting Closer」のパフォーマンスも迫力満点で最高!
[ 2019 ガオンチャートミュージックアワード ]
『2019 ガオンチャートミュージックアワード』にて「今年のホットパフォーマンス賞」を受賞したSEVENTEEN。賞の名にふさわしいパフォーマンスを披露し、最後に舞台を飾った。また、観客席のほとんどが彼らを応援するCARATで埋め尽くされ、圧巻の掛け声もが授賞式を大いに盛り上げた。「Run To You」のイントロが流れた途端、色めき立って大合唱が始まり、また応援方法の難易度が高いと知られている「Getting Closer」を共に熱唱したCARATたちは、多くのアーティストたちを驚かせた。もちろんステージ映像も良いが、チッケムの方がキレキレのダンスやフォーメーションの変化などがよく見えるので、そちらも合わせてチェックしてみてほしい。
6年前の2018年1月のSEVENTEEN
[ スングァン、音楽ショー『覆面歌王(복면가왕)』に出演 ]
覆面を被って歌唱力だけで競い合う韓国のミステリー音楽ショー『覆面歌王(복면가왕)』。SEVENTEENの派生ユニット・ブソクスン(スングァン・ドギョム・ホシ)が、この番組に出演した。2018年1月、スングァンが樵モチーフの覆面を被って出演し、対決直前の第3ラウンドに進出!第3ラウンドでは、デビューできたきっかけとも言える「Big mama」の「A KYTE」という曲をセレクト。中学時代に音楽大会に参加し、歌っている様子を美術の先生が撮影してSNSに投稿し、それを見たPLEDIS事務所の関係者から連絡があったそう。その後、練習生としての生活を経てデビューを果たしたので、スングァンにとっては特別な曲であるだろう。魅力的なハスキーボイスと感情表現が際立っているので、必見。
7年前の2017年1月のSEVENTEEN
[ カバー曲の投稿 ]
ファンに届けるスペシャルギフトとして、同日に公開された2つのカバー曲。まず「Happiness」の場合、メンバーたちが練習生のときにカバーステージを披露したこともあり、ファンにとっては馴染みのある曲。練習生時代と比べ、メンバーたちの目覚ましい成長ぶりを見ることができる。そして、「Wild Eyes」は椅子を使ったパフォーマンスが特徴的で、13人という大人数が一緒に踊っているにもかかわらず、ビシッと芯の通ったキレのある動きが印象的だ。2つの映像の雰囲気は全く違うが、どんなコンセプトも完璧にこなすメンバーたちが見どころ。
[ 「HIGHLIGHT」 13 Member Ver.]
2016年12月に発売された3rdミニアルバム「Going Seventeen」の収録曲であり、パフォーマンスチームのユニット曲でもあった「HIGHLIGHT」。2017年1月には、メンバー全員バージョンで新しくレコーディングし、パフォーマンスを披露した。振り付けも素敵だが、この曲が有名になったのは5秒の間に13人の名前を呼ぶ後半の「掛け声」だ。また、ホシが自ら掛け声の練習動画を作って投稿してくれた(ホシ自身が作った練習動画なのに、自分自身も覚えられないという矛盾が可愛い)。
[ 「アイドル陸上大会」のエアロビクス ]
2017年、お正月特番『アイドル陸上大会』に、男子エアロビクスが新設された。SEVENTEENをはじめとするボーイズグループ6組のアイドルが参加し、グループごとに5人のメンバーでチームを組み、エアロビクスを披露。SEVENTEENはパフォーマンスチーム4人とドギョムが一緒にチームを組んで出場。パフォーマンスチームは出場確定、残りの1席をめぐってメンバー同士でじゃんけんをした結果、ドギョムが選ばれたそうだ(残りの1席をランダムで決めるというのは、メンバーそれぞれがパフォーマンス力に優れている証拠だと思う)。
トランスフォーマーをコンセプトにした、新鮮かつパワフルなパフォーマンスを披露した彼ら。切れのいいダンスと動きが目立ちつつも、冒頭部分のクモのような振り付けと衣装はインパクトがあり、みんなを爆笑の渦に巻き込んだ。しかし、パフォーマンス一つ一つを細かく見ていくと、難易度が高いということが分かる。ASTROと同点だったが、技術点も合わせた結果、ASTROが優勝し、SEVENTEENは銀メダルを獲した。
8年前の2016年月のSEVENTEEN
[ 第30回 ゴールデン ディスク アワード ]
SEVENTEENがデビュー後、初めて参加した『ゴールデン ディスク アワード』で新人賞を受賞した。この日のステージと、先日開催された『第30回 ゴールデンディスクアワード』のステージと比べてみると、ぐんと成長したことがよく分かる。
終わりに
新年の始まりである1月。こうして記事でまとめてみると、毎年、年明けから一生懸命取り組んできた彼らの熱意が伝わってくる。忙しい日々を過ごしながらも、年明けから『ゴールデンディスクアワード』でレコード部門・大賞を受賞し、新年早々、幸先の良いスタートを切ったSEVENTEEN。どんどん成長していることを実感するが、健康に気をつけて残りのツアーとスケジュールも頑張ってほしい。K-POPの歴史に新たな1ページを刻むことができる一年になりますように。
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