
コロナ禍以降、K-POP界では初動売上枚数のインフレが起きていることはもうご存じかと思います!初動ミリオンは当たり前、ダブルミリオン以上の結果を残してやっと「売れた」と言われる時代に…
今回はサランピTVでも度々取り上げられている、初動売上枚数の歴代TOP20を紹介していきます。
20位 aespa 「MY WORLD」

2023/5/8 発売「MY WORLD」
初動売上枚数:1,698,784枚
20位はaespaの3rdミニアルバム「MY WORLD」。「Girls」以降、約10ヶ月振りのリリースとなりました。
先行曲の「Welcome To MY World」の通り、"REAL WORLD(現実世界)"に戻ってきたaespaの新しい世界観が表現されています。
タイトル曲「Spicy」は今までとは違ったキャッチーさがあり、KWANGYAやnævisがよくわかっていない人も純粋に楽しめて、大衆受けしていました。
「MY WORLD」の初動売上の約100万枚が中華バーでその内約47万枚がカリナバーだと言われています。Hanto売上TOP20にランクインしているガールズグループはaespaだけです!
19位 ZEROBASEONE 「YOUTH IN THE SHADE」

2023/7/10発売「YOUTH IN THE SHADE」
初動売上枚数:1,822,028枚
Mnetのオーディション番組「BOYS PLANET」から輩出されたZEROBASEONE。そんなZB1のデビューアルバム「YOUTH IN THE SHADE」がHanto歴代売上TOP20にランクインしました。
タイトル曲「In Bloom」は繊細で爽やかなメロディと力強いボーカルが組み合わさった、青春ソングで、まさにデビュー曲らしい作品でした。やはり韓国で盛り上がるMnetのサバ番…初めから熱心なゼロズが多かったこともあり、ご祝儀的な意味も込めて売上に貢献してあげたゼロズちゃんも多かったのではないでしょうか!
18位 ENHYPEN「ORANGE BLOOD」

2023/11/17発売「ORANGE BLOOD」
初動売上枚数:1,871,269枚
今年2作目となるENHYPENの5thミニアルバム「ORANGE BLOOD」。
いろいろな意味で話題になった前作「DARK BLOOD」の裏話を伝える「BLOOD」シリーズの続編的なアルバムです。タイトル曲「Sweet Venom」の音源は壊滅的な成績で、本国人気はまだまだと言ったところですが、音盤はなんとか180万枚を超える結果になりました!
来年の11月でデビュー4年目になるENHYPEN。新人グループの枠を抜け、HYBE所属の先輩たちにどこまで追いつけるのか、来年に期待したいですね!
17位 BTS「Butter」

2021/7/9発売「Butter」
初動売上枚数:1,975,364枚
2021年にリリースされたBTSの「Butter」が17位にランクイン。
デジタルシングルで発売された「Butter」に加えて、新たに「Permission To Dance」が追加され、音盤として発売されました。Hantoチャートには反映されたものの、収録曲が少ないためゴールデンディスクアワードの部門からは除外されていました。
MVは公開日0日で1億を突破しており「Dynamite」に続いての大ヒットになりました!
16位 SEVEENTEEN「Face the Sun」

2022/5/27発売「Face the Sun」
初動売上枚数:2,067,769枚
「Attacca」から約7ヵ月後にリリースされた4枚目のフルアルバム「FACE THE SUN」は自身初のダブルミリオンを突破!アルバムのタイトル通り「世界で唯一の太陽のような存在になりたい」という意味が込められています。
タイトル曲「HOT」も大ヒットし、この時期あたりからSEVENTEENの無双状態が始まります。
15位 V (BTS)「Layover」

2023/9/8発売「Layover」
初動売上枚数:2,101,974枚
BTSのソロ活動、6番目を務めたテヒョン(V)。
ソロデビューアルバムは、なんと200万枚を越えました!BTSの人気メンバーでもあるテヒョンは、ソロでも勢いがすごいことがわかりますよね。
このアルバム製作には、あのミン・ヒジン氏が携わっており、ビジュアルやアルバムの構成など、テヒョンらしさがうまく表現されていました。
音楽番組では愛犬のヨンタンが登場しチッケムまで投稿され、活動中はSNSで盛り上がっていました!
14位 BTS「MAP OF THE SOUL : PERSONA」

2019/4/12発売「MAP OF THE SOUL : PERSONA」
初動売上枚数:2,130,400枚
2019年にリリースされた6枚目のミニアルバム「MAP OF THE SOUL : PERSONA」が14位にランクイン。
「LOVE YOURSELF」シリーズを終えて新しい章に突入したこのアルバムのテーマは「世界/君への関心と愛の楽しみ」。タイトル曲「小さなもののための詩(Boy With Luv)」からもわかるように、BTS自身ではなく、世界に向けたメッセージがたくさん込められた明るくて癒しになるような作品です。
「Boy With Luv」は大衆受けも良く、Melon年間チャート3位に入っていました!コロナ禍前でこの売上は単純にBTSの人気が素晴らしかったことを証明しています。
13位 ZEROBASEONE「MELTING POINT」

2023/11/6発売「MELTING POINT」
初動売上枚数:2,131,352枚
デビュー活動から約4ヶ月後にはやくも初カムバックしたZEROBASEONE。
2作目になるこのアルバムはキャリアハイしダブルミリオンを突破しました!「MELTING POINT」は日本語に直すと「融点」。純度の高い氷が0度で溶けるように、ZB1が持つ純粋さでファンの心を溶かし、新しい世界を広げるという意味が込められています。
タイトル曲「CRUSH」は前作の「In Bloom」とは打って変わってパワフルでCJ感が溢れており、韓国サバ番好きなら刺さる一曲に仕上がっています。
12位 Stray Kids「MAXIDENT」

2022/10/7発売「MAXIDENT」
初動売上枚数:2,163,349枚
タイトル曲「CASE 143」を含んだ「MAXIDENT」が12位!前作「ODDINARY」の初動売上(85万枚)を越え、急成長を見せたStray Kids。
予約枚数の段階では270万枚とトリプルミリオンも目前と言われていましたが、最終集計では218万枚で終えました。「MAXIDENT」は前作の「ODDINARY」に続いてBillboard 200で1位を獲得。アルバムのタイトル通りまさに「予告なしに迫った大事件」が起こりました!
※MAXIDENTはMaximum、Accident、Incidentの合成語
11位 TOMORROW X TOGETHER「The Name Chapter: TEMPTATION」

2023/1/27発売「The Name Chapter: TEMPTATION」
初動売上枚数:2,180,889枚
タイトル曲「Sugar Rush Ride」が収録されたTXTの5作目の「The Name Chapter: TEMPTATION」が11位に!「Sugar Rush Ride」は音源も伸びており、Melonのリアルタイムチャートでは1位を獲得。
癖になるメロディーと、ちょっぴりセクシーな振り付けが特徴的で、TXTの成長が上手く表現された作品になっていました。TXTの本国人気もこのあたりから確立され、大衆にも見つかってきたように思います。
10位 TOMORROW X TOGETHER「The Name Chapter: FREEFALL」

2023/10/13発売「The Name Chapter: FREEFALL」
初動売上枚数:2,251,959枚
ギリギリキャリアハイを果たした今年2作目となるアルバム「The Name Chapter: FREEFALL」が9位にランクイン。タイトル曲「Chasing That Feeling」は80年代のニューウェイブジャンルで、疾走感溢れる楽曲です。
音盤成績は好調で間違いないですが、音源が思った以上に伸びず…コロナ禍以降に伸びているグループの特徴「初動売上は多いが音源が追いついていない現象」がこのランクぐらいまで見えるので、今後この差を埋めるような楽曲ができるのか、来年に期待したいですね!
9位 BTS「BE」

2020/11/20発売「BE」
初動売上枚数:2,274,800枚
コロナ禍にリリースされたBTSのスペシャルアルバム「BE」が10位。
終わらないパンデミックの中で彼らが感じた不安や喪失感などの感情がありのままに詰め込まれた「BE」は、作曲・構成・コンセプト・デザイン・ミュージックビデオなどほとんどのアルバム作りにメンバーが参加しています。
タイトル曲「Life Goes On」には「望まない現状に直面してしまっても、それでも人生は続く」というメッセージが込められていて、たくさんの人の心を癒し、慰めになる一曲でした。
コンサート無し、オフラインイベントも無し、ファンのモチベも下がっていた中でこの売上はさすがBTSとしか言えないですね。
8位 JUNGKOOK「GOLDEN」

2023/11/3発売「GOLDEN」
初動売上枚数:2,438,483枚
BTSのメンバーで最後のソロデビューを飾ったジョングク初のアルバムK「GOLDEN」が8位に!
スーパースターと化したジョングクの才能と努力が詰め込まれたアルバムは、結果的にBTSのメンバーの中で一番の初動売上枚数を記録しました。やはりソロでここまで伸びるのは、世界中にジョングクが愛されていることはもちろん、彼自身のポテンシャルの高さ故だと言えます。
アジア人とは思えないパワフルな歌声と、世界的に通用するような音楽…まさに「黄金マンネ」を証明する作品でした!
7位 BTS「Proof」

2022/6/10発売「Proof」
初動売上枚数:2,752,496枚
BTSの初のアンソロジーアルバム「Proof」には歴代タイトル曲とメンバーが選んだ楽曲が収録されている、まささにBTSの歴史が詰まった作品です。CD1枚目の1曲目にはSoundCloud上でしか聞くことができなかった「Born Singar」が収録されています。
他にも新曲が追加され(「Yet To Come」「For Youth」「Run BTS」)貴重なデモ音源も収録されるなど、K-POPグループにしては珍しいベストアルバム的な構成になっています。BTSのチャプター1を締めくくることとなった「Proof」は第7位でした。
6位 BTS「MAP OF THE SOUL : 7」

2020/2/21発売「MAP OF THE SOUL : 7」
初動売上枚数:3,378,600枚
パンデミックがはじまるちょうど直前の時期にリリースされた4枚目のフルアルバム「MAP OF THE SOUL : 7」。
ユニット曲やBTSのメンバー全員のソロ曲が収録されていて、タイトル曲「ON」の仕上がりからもわかるとおり、かなり気合の入ったアルバムです。ただリリース後すぐにコロナが拡大。予定されていた海外ツアーもすべてキャンセルになり、ファンだけでなくBTSのメンバーもかなり落ち込んでいたのがこの時期です。このアルバムを引っ提げてのワールドツアー…見てみたかったですよね。
5位 NCT DREAM「ISTJ」

2023/7/17発売「ISTJ」
初動売上枚数:3,652,897枚
今年リリースされたNCT DREAM3枚目のフルアルバム「ISTJ」が5位にランクイン!SMの中でTOP20に入っているのが20位のaespaとNCT DREAMの2組だけだという結果になりました。
しかしSMのボーイズグループは本国人気が高く、今回の「ISTJ」に関してはMelonの複数のチャートで1位になり、音源が強いことは間違いないようです。音楽番組でも1位を獲得しており、安定の人気がうかがえます。同事務所の後輩グループRIIZEの大衆認知が増えてきているので、今後RIIZEといい勝負ができるかもしれないですね!
4位 Stray Kids「樂-STAR」

2023/11/10発売「樂-STAR」
初動売上枚数:3,702,681枚
今年2作目となるStray Kidsのミニアルバム「樂-STAR」。
後述しますが、前作「★★★★★ (5-STAR)」のキャリアハイは果たせずの結果になりました。これには中華バーの購入枚数が減ったこと、供給が多すぎてSTAYちゃんのお金が追いついていないことなどが原因とされています。それでも初動売上枚数が、歴代4位なのは圧倒的な人気があることに間違いないでしょう。
「LALALALA」はいい意味でいつも以上に聞きやすく、パワフルで、どこか集大成を感じさせるような作品に仕上がっていました。色々ありますが、来年はどんな姿を見せてくれるのか、今から楽しみですね!
3位 SEVENTEEN「FML」

2023/4/24発売「FML」
初動売上枚数:4,550,214枚
「F*ck My Life」と「손오공 (Super)」で初のダブルタイトル曲でカムバックしたSEVENTEENの「FML」が第3位にランクイン!前作より2倍以上の売上枚数を突破し、勢いのすごさを感じさせます。
「손오공=孫悟空」というタイトルのインパクトに負けないくらいエネルギッシュなサウンドと振付は、見る人を虜にさせました。
ウォヌ、ミンハオあたりの中華バーももちろん売上に貢献していますが、それだけでは達成できない数字に到達…まさに世界的な人気を証明しています。
2位 Stray Kids 「★★★★★ (5-STAR)」

2023/6/2発売「★★★★★ (5-STAR)」
初動売上枚数:4,617,499枚
2023年の1作品目となったStray Kidsの「★★★★★ (5-STAR)」が第2位!先にリリースされたSEVENTEEN「FML」が450万枚を突破し、STAYちゃんがさらに頑張りを見せたおかげで460万枚超えの結果に。
韓国の音楽番組では1位を獲得するなどの安定の人気でしたが、やはり国内ストリーミング数が惜しいのが現実…しかし、Billboard 200においては「Oddinary」「MAXIDENT」に続いて3作連続でNo.1を獲得し、世界的な人気は確実と言えます。(のちに「樂-STAR」でもNo.1を獲得し、4作連続となりました)
1位 SEVENTEEN「SEVENTEENTH HEAVEN」

2023/10/23発売「SEVENTEENTH HEAVEN」
初動売上枚数:5,091,887枚
堂々の第1位はSEVENTEENの「SEVENTEENTH HEAVEN」で、500万枚を突破するという驚異的な記録に!
発売前にいろいろあり、カラットちゃんのモチベーションが心配されていましたが、持ち前のセブチらしさと「音楽の神」というタイトルにちなんだ、メッセージ性が大衆にも受け、音源、音盤ともに歴史に残る結果になりました。
「손오공 (Super)」も「음악의 신(音楽の神)」もステージ映えするパフォーマンスで、MAMAでは自身初の大賞を受賞。
兵役前のメンバーもいるので、まさにSEVENTEENの集大成のような1年になったのではないでしょうか。コツコツと努力してきた結果が今の結果につながり、K-POP界の神になったSEVENTEENの今後の活動にも期待したいですね!
Hantoチャート歴代TOP20まとめ
いかがでしたか?今回は現時点(2023年12月5日)でのHantoチャート歴代TOP20を紹介しました。
やはり音盤の売上はボーイズグループが圧倒的ですよね。20位中13組がHYBE所属のアーティストで、事務所の強さもうかがえます。来年には新しいグループの活躍も期待されるので、TOP20の順位が変わる可能性もあります。
現在1位のSEVENTEENを越えるグループが出てくるのか、はたまた2025年にBTSがNo.1に返り咲くのか、爆発的に人気になるグループが誕生するのか…
今後のK-POP界も目が離せないですね!
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