知っておきたいK-POPの歴史 #episode 2
Y2Kとレトロブームは世界共通の自然な流れだといえます。これは韓国も日本同様に例外でなく、ファッションからインテリアなど、まさに"オシャレさ"を発揮できるものならどこからでも懐かしさを感じられるものばかりです。
そして流行に何よりも敏感な業界といえば、何と言っても芸能界でしょう。 最近韓国では2010年代を牽引した2世代K-POPアイドルたちが、4世代が活動する最前線に出て今もなお現役で戦っています。
もしかして今、Y2Kと2010年代が何の関係があるのかと思っていませんか?考えてみてください。Y2Kを導いた本物たちは今はステージではなく、オフィスに座って第4世代のアイドルを制作する高い位置にいるといえば理解できますでしょうか。
しかし、2世代K-POPアイドルと言っても、最近の4世代アイドルを見慣れている方にとっては少し違和感があるかもしれません。しかし、心配ご無用。 この「オンニ(=お姉さん)」と「オッパ(=お兄さん)」方が私たちのために自ら4世代アイドルのように活動を始めたからです。
INFINITE
インフィニット
INFINITEは2010年デビューの6人組男性K-POPグループです。この頃はまだK-POPという名もなかった時代です。
そんなインフィニットは去年7月、久々に完全体として集まり、後輩アイドルばかりいる中で堂々と現役で活動しました。思い出のグループと呼ばれていますが...全盛期以上の実力を見せてアイドルのお手本を見せてくれたとも言えますよね。
そして、そんなまだまだ現役なINFINITEを見たドッゴとジェガルは大興奮!正真正銘の「オッパ(=お兄さん)たち」と呼べるアイドルですよね? しかも、あの頃よりも素敵なビジュアルでこうして登場してくれるなんて、感動でしかないです。
INFINITEのようなステージ向けアイドルの見所はやはりコンサートではないでしょうか?
INFINITEはなんと、活動時期にはまだなかったコンサートライブストリーミングまでまんまとこなし、2世代アイドルなのに4世代アイドルのようなパフォーマンスを見せてくれました。
そのおかげでドッゴとジェガルはホテルの部屋からでも INFINITEのコンサートを観覧することができました。座ったまま現場の臨場感を味わえる4世代の最先端のやり方で、2世代アイドルのコンサートを楽しめるだなんて。本当に感動の嵐でした。
もし INFINITEの日本ツアーがあれば、ぜひ参加してみてください。あのライブの迫力は、そう簡単に味わえませんよ!
KARA
カラ
もしかしてKARAを知らない人なんていないですよね?
日本でもシンドロームを巻き起こしたKARAも昨年、長いブランクを破り、晴れてカムバックをしました。日本の放送にも出ているので...おそらくご存知だと思います。
KARAはその名声にふさわしい素晴らしい活動を見せてくれました。この活動は「あの頃」を思い出せるだけでなく、現在のKARAの次の頂点を期待させるものでした。
音楽にしろパフォーマンスにしろ現役時代と全く変わらない完璧さでした。さらに音楽放送で1位を獲得し、2000-2010-2020年代のすべての音楽放送で1位を獲得した歌手として名を残しました。
これは歴代K-POPガールズグループ史上初でもあり未だ破られていない記録でもあります。過去の名前に頼らず、新しい記録を書き換えてしまったのです。
大抵のニュースが埋もれがちなワールドカップシーズンにカムバックしたのにも関わらず、むしろそれ以上の話題性を呼び「女王の復活」で人々を圧倒しました。
4世代アイドルたちの勢いにも押されず、彼らの変化し続けるスタイルを吸収しながらも色褪せない「KARAらしさ」は感動そのもの...私もついアルバム買ってしまいました(笑)。
U-KISS
ユーキッス
U-KISSは韓国では2008年、日本では2011年にデビューしたK-POPボーイズグループです。日本では武道館で公演をするほど活発に活動していました。
しかし実際には韓国での活動は2016年以降に中断、まさに「あの頃こんなアイドルがいたよね」と言われるグループの代表例になってしまったのです。生憎、メンバーの脱退や軍隊、そして結婚などの問題で活動がなかなかうまくいかなかったからです。
そんなある日...コロナ19の影響で賑やかさを失っていた2020年、突然、U-KISSデビュー初期の全盛期の音楽とステージがユーチューブのアルゴリズムに乗って韓国で再ブームが起きたのです。
さらに、この隙を見逃さなかったSBSユーチューブ(スブスニュース)の番組『文明特急』の取材とインタビューを通じてさらに話題を集めました。この番組をきっかけに、U-KISSは単に歌詞が面白いアイドルではなく、意外な実力派だという事実も知られ、ファンが再び集まり始めました。
実は「文明特急」を出るアイドルは、主に4世代アイドルのように広報に励む「現役」アイドルがほとんどでしょう。 しかし、ユキスは4世代アイドルと同じように「ミーム」として先に消費された後、実力で認められるというルートで注目を集めたのです。
そんな U-KISSは去る6月、デビュー15周年を記念してグループを脱退したメンバーまで一緒に6人組でカムバックし、見事な活動っぷりを見せてくれました。
TEEN TOP(ティーントップ)
ユーキッス
TEEN TOPは先ほど説明したINFINITEとデビュー時期が被っている、ある意味同期とも呼べるアイドルです。確固たるK-POP2世代アイドルの一員と言えますね。
しかし、ティーントップはデビュー当時の平均年齢が16.3歳と非常に若かったため、デビュー14年目の今でもまだまだ若いです。
TEEN TOPは全盛期当時、K-POPアイドルグループとして初のヨーロッパ5カ国ツアーを行うほどの人気を誇りました。 日本で一枚のアルバムも出さずに行われた2014年に行われた日本アリーナツアーではなんと約5万人もの観客を動員したのです。当時のTEEN TOPの人気が如何に凄まじかったのか、想像がつきませんね。
その後も着実に活動していましたが、突然韓国で再びブームを起こしたきっかけは、やはりU-KISS同様に全盛期時代の音楽がYouTubeのアルゴリズムでした。
さらに、ちょうど2020年にデビュー10周年ということもあり、たくさんのステージとコンテンツで新しいファンが大勢誕生しました。
去る4月には全メンバーがボーイズグループ個人ブランド評判TOP100(大衆、マスコミ、メディア、SNSなどで言及された量を数値化したランキング)にランクインするなどの話題性を示し、グループとしては4位を記録する底力を見せつけました。
7月には4世代どのグループにも負けない爽やかなコンセプトでファンたちのもとへやって来ました。現在のTEEN TOPの話題性は4世代アイドルそれ以上のものだと言っても過言ではありませんね。
おわりに
みなさんは、「あの頃」好きだった思い出のアイドルはいますか? 実はドッゴとジェガルにも、当時憧れていたオンニ(=お姉さん)やオッパ(=お兄さん)たちがいるんです。それが誰かは秘密ですが...好きだった気持ちは少し薄れても、オンニやオッパたちの嬉しい知らせを聞くと、ついつい祝ってしまう癖はなかなか無くならないものですね。これからも私たちのオンニやオッパたちが幸せな日々を過ごせますように
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