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[レビュー] 今 - 明日 世界が終わっても -

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2023.09.04
Shiningカラットがお届けするK-POP話💎

2023年8月23日、SEVENTEENが日本ニューアルバム「Always Yours」で帰ってきました。今回のアルバムはベストアルバムなので、これまで日本アルバムに収録されたすべての曲に加えて、新曲2曲が追加されました。新曲2曲には、先行公開曲の「Sara Sara」とタイトル曲の「今 - 明日 世界が終わっても -」が含まれています。この記事では、タイトル曲である「今 - 明日 世界が終わっても -」のMVレビューとアルバムを簡単にご紹介したいと思います。

 


 

[MVレビュー]

 

”今夜、世界が終わっても 大事にしたいのは 僕らの 「今」  ”というナレーションと共に、燃える花束を持って走るジョンハンの姿で始まります。傷ついたまま道端に倒れている姿はティーザーでも公開されていましたが、公開されるやいなや「Dar+ling」のMV後半の傷ついた姿で現れたジョンハンと重なるという意見が多く見られました。

(全体的に「Dar+ling」を連想させる場面が多く登場していましたが、これは後ほど詳しく解説しますね。)

その後、場面が巻き戻され”地球滅亡の前日”というタイトル記事が書かれたモニターが映し出されます。ここでやっと、序盤に登場した場面が地球滅亡当日の姿であったということが分かりました。その次に、それぞれ滅亡の瞬間を迎えるメンバーたちの姿が描かれています。一緒に笑って歌ったり、お互いの姿を映像で残すメンバーもいれば、誰かを切なく探したり、待ったり、電話するメンバーも。MVから、メンバー個人個人の性格がよく表れているなと感じました。例えば、「地球滅亡」と聞いて紙飛行機を飛ばすホシや、避難所でみんなを案内するミンギュなど。

MVの中でSEVENTEENは、「滅亡」という絶望的な状況にただ諦めるのではなく、この状況で「君」のために何ができるかを悩みながら一緒に踊り、「今」を大切にしようというメッセージを伝えています。このメッセージが直接的に表れているのは、上の画像のジョシュアの運勢が書かれているメモが登場する場面です。「BAD LUCK TODAY, DO IT TOMORROW」という文字が見えますが、SEVENTEENは「TOMORROW」の部分を「NOW」に変えることで、「今」を大切にしようという意志を示しているんです。最後にこのメモが登場し、「今」を大切にしようというメッセージが強調されています。

また、MVを見ているとメンバーたちの「青春」が感じられました。絶望的な状況でも希望を失わず、彼らなりの方法で共に立ち向かう姿が描かれています。SEVENTEENはこの曲を通じて、「僕たち」、つまり自分たちがこの瞬間を楽しむだけでなく、「君」、つまりCARATのために歌い続け、踊りながらこの瞬間を共にしようという誓いを表現しているようでした。

(その意味を知ると、サビの「君に last dance」パートがディノだったことにさらに感動しますよね。)

今回のMVが印象深かった理由の一つは、過去のSEVENTEENの姿との繋がりがあったことです。上でも少し触れましたが、「FML」の要素だけでなく、特に「Dar+ling」の場面との直接的な結びつきが印象的でした。

(「Dar+ling」シーンと今回のMVシーンの比較)
スマイルの絵が流れ落ちる場面や、破片の中にメンバーたちが登場する場面など、多くびシーンが共通しています。

後半の、メンバーたちが一緒に笑って写真を撮るところは、デビュー初期のMVでよく見られた団体写真とシーンとよく似ていました。2015年から2023年に至るまで、外見だけでなく内面も大きく成長したメンバーの姿が感じられ、多くのCARATたちが涙ぐむ瞬間だったのではないかと思います。

 

 


 

[アルバム開封レポ]

 

今回のアルバムを買おうかどうか悩んだ末、記事を書かなければならないという使命感(笑)とハイライトメドレー、コンセプトフォトを見て「うーん、これは買わなきゃだな」と呟きながらWeverseショップでセットを注文しました。(以前、6月に注文したアルバムが8月になってようやく届いた経験があるため)今回のアルバム配送は計画通りに届くのか心配だったのですが、予想と真逆の3日後に配送されたという。おかげさまで、今回の記事にアルバム開封レポ追加することができたわけです。

今回の「Always Yours」アルバムはA、B、C、Dの4つのバージョンとStandard、Flash Price、Caratバージョンの計7種類があります。CARAT盤(*各メンバー別に数枚のフォトカードとそれを差し込むことができるバインダー、全メンバーのランダムフォトカード1~4枚が含まれたアルバム構成)を除いた残りのアルバムは、日本だけでなくWeverseグローバルショップでも購入可能です。

個人的に私が日本のアルバムを好きな理由は、全てのアルバムがCDとして統一されているところです。AとC、BとDのコンセプトフォトが似ているものの、キラキラした姿とカリスマ溢れる姿を同時に楽しむことができるので視覚的に楽しめるんです。すべてのバージョンを購入するのが難しい場合は、自分の好きなメンバーたちの姿がより多く盛り込まれたバージョンを選ぶことをおすすめします。個人的な意見ではありますが、今回のアルバムではディエイトとディノが特に神回で、フォトブックをめくりながらこの2人のフォトに一番感動しました。

(予約販売特典と各アルバム別ランダムフォトカードの開封結果)今回も各アルバムにランダムフォトカードが1枚ずつ入っていました。SEVENTEENは13人なので、選ぶ時に少しだけ毎回寂しい気持ちも芽生えますが(推しを引く確率が低くなるため)私の場合は、もちろん推しが出てほしいですが実際にはどのメンバーでも嬉しいので、特に緊張することなく開封しました。韓国ではアルバムを開封する際、ランダムフォトカードで引き当てる確率の高いメンバーの名前を使って「◯◯잡이 : ◯◯ジャビ(「잡이」は「何かを取る行為」という意味)」という言葉の表現がよく使われます。私は、CARAT成り立ての時はウジ잡이、最近だとディエイトとバーノン잡이でした。今回もちょうどそのような結果で、推しの「ジョンジョジュン」(ジョンハン、ジョシュア、ジュンを合わせた言葉)の中ではジュンしかいませんでしたが、多彩なメンバーが出てきて満足しています。

 

 


 

まとめ

 

「Rock with you」の「世界が終わっても I wanna rock with you」や 「ひとりじゃない」など、最近のSEVENTEENの歌詞はどんな瞬間が訪れようとも「一緒」という意味を繰り返し表現していると感じます。厳しい現実に立ち向かうところでも、僕たちが一緒なら大丈夫だというメッセージを伝えていることで、どんな状況が訪れようともSEVENTEENというチームは崩れないという信頼が築かれているように思います。13人のSEVENTEENメンバーとCARATがお互いに支え合い、お互いの青春を共に築いていけますように。アルバムの発売直後にウジがWeverseにアップした言葉を引用して、今回の記事を締めくくりたいと思います。


「今日この世界が終わるとしても、大切にしたいのは僕たちの『今』です」。

 

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