
ドッゴとジェガルの体験記 #episode 3 ZB1ライブ

最近、韓国アイドルの中で最も注目を集めているZB1(ZEROBASEONE)についてご存知ですか?
ZB1は、2023年2月から4月にかけて放送されたMnetのボーイズグループサバイバルオーディション番組「BOYS PLANET」を通じて結成され、2023年7月10日にデビューした9人組の多国籍ボーイグループです。デビューアルバムにもかかわらず、初動販売数は182万枚以上を記録し、歴代デビューアルバムの初動1位を獲得するほどの人気っぷりです。
そんなZB1のデビュー後初ライブが開催されるとの噂を聞きつけて、ドッゴとジェガルが行かないわけには…?と自信を持って堂々と申し上げたいのですが、残念ながらZB1のライブ当日である8月15日の午後7時30分、あいにくドッゴもジェガルも休日であるにもかかわらず、会社に出勤して仕事をしなければならないという事態に。
そこで今回は、「ドッゴとジェガル X Kitto」史上、初の助っ人メンバーを召喚し、ZB1のライブ現場を中継してみたいと思います。
乾パン団のZERO
今回、初登場の助っ人メンバーをご紹介しますね。ドッゴとジェガルの知り合いでもあり、ZB1のメンバーのパク・ゴヌクのファン「乾パン団(ゴヌクのファンダム名)」でもある「乾パンちゃん」です。
*「乾パン団」とは?
韓国の乾パンにはパンの中に金平糖が入っていて、「金平糖みたいにキラキラで大切な可愛いゴヌクを守るパンたち」という意味です。
他にも…
・乾(건)=銃(건はgunと発音できる)
・パン(빵)=ゴヌクがファンに撃った愛の弾丸
・ゴヌクオッパ♡(오빵)
という意味が含まれていると言われています!

ゴヌクは2005年生まれで、ZB1の中でも2番目に幼い年齢のメンバーですが、なんと身長185cmのオールラウンダーとしてダンス、歌、ラップまで上手なことでも知られています。
今回のZB1の初ライブは「ライブ」で分類されていますが、実際はファンミーティング +コンサートが組み合わさった「ファンコン」という名前で呼ばれています。少し聞き慣れない感じもしますが、これまでZB1は独自のアプローチを多く見せてきたグループでもあるので、ZE_ROSE(ファンダム名)からすると大したことないのかもしれません。

デビュー前に、上岩(サンアム)にあるCJ ENM社屋でカウントダウンイベントを行っていました。2023年7月1日から10日まで毎日、ZE_ROSEたちとデビューカウントダウンをしながら、メンバー別に特別なDAY(日)を決めて様々なイベントを行っていました。
社屋内にあるカフェでドリンクを注文すると、ZB1のカップホルダーやメンバー別のランダムストローピックをもらうことができました。また、各DAYに合わせたメンバーのコメント入り領収書が提供されたりも。
さらに、社屋の1階ではZB1のMD商品が販売されたり、外壁にはフォトゾーンが設置されていて写真を撮ることができたりもしました。
ここまでは日本のレコード会社のイベントによく似ていますよね?
ですが、韓国ではここまで大規模なデビューカウントダウンを行うことは珍しく、特にCJのような大企業の社屋を使った例は稀だと言えるでしょう。これだけ大きなイベントが行われたということは、ZB1に対する期待の高さがうかがえます。
乾パン団のBASE
ZB1のファンコンは、なんと高尺スカイドームで行われました。韓国でも指折りの大規模な会場です。デビュー後の初ライブが高尺ドームで開催されるとは、なんと素晴らしいことなのでしょうか。たった1日ではありましたが、その人気っぷりでチケットは秒で完売したそうです。
乾パンちゃんは4階の座席のチケットを入手することができました。もう少し良い座席をゲットするために、もちろん毎日健闘したのですが、キャンセルが出なかったため最終的に4階で参戦することに。
さて、ZB1のライブ中継にうつる前に、乾パンちゃんもしていた「나눔(ナヌン):無料配布 」というイベントについて少し説明しますね。(乾パンちゃんのプライバシーを守るため、具体的なグッズの詳細は伏せさせていただきます。)
韓国のライブでは「나눔(ナヌン) 」文化がかなり盛んです。最近、テイラー・スウィフトのツアーでファン同士で曲名を使い、友情の絆の証としてお揃いの刻印ブレスレットを作って交換したというエピソードを知っていますか? 韓国のライブもそのような文化があり、ファン同士で自分たちが作ったアーティスト関連のグッズを交換し合うというイベントが布教しています。
配布されるグッズには、シンプルなデザインのシールやスローガンから、手作りのペンライトに付けるリボンやアーティストに似せたクッキーまで。シーズンによってはうちわやカイロなども登場します。
「나눔(ナヌン)」イベントの前にはTwitter(X)などに告知がアップされますが、ライブ当日はファンであることを証明できる軽い証明が必要だったりもします。初めて韓国の公演に行く方は、訪問前に「アーティスト名+ 나눔(ナヌン)」と検索してみることをおすすめします!
他にも、座席近くのファン同士がおやつを「나눔(ナヌン)」し合うこともあります。ライブ中は体力の消耗が激しいためチョコレートや飴、ゼリーなどを配りながら応援の気持ちもシェアするのです。おやつを交換しながら、お互いに名前を教え合い仲良くなったりも。こんな素敵な経験ができる可能性もあるので、もし韓国のファンがおやつを配っていたら「一番好きなメンバーは誰ですか?」と声をかけてみても楽しいと思いますよ!
乾パンちゃんは、チケットが当たる前から配布するグッズを何にするのか、デザインはどうするのかを決めてお知らせを投稿し、物品を発注してして包装しておいたそうです。幸運にも、乾パンちゃんはチケットを手に入れることが出来ましたが、チケットを入手できなかった場合でも「나눔(ナヌン)」を楽しむためにライブ会場へ向かうことも。
天気が悪かったり、暑すぎたり寒すぎたりする場合は、物品を特定の場所に置いて「無人の나눔(ナヌン)」を行うこともあります。
韓国のライブ会場でポツンと置かれたファン関連のグッズがもしあれば、「無人の나눔(ナヌン)」の可能性が高いです。せっかくなので、周りの韓国人ファンに聞いてみて頂いちゃいましょう!用意したグッズが余ってしまうと、主催者さんが落ち込むかもしれませんしね...。
乾パン団のONE
こうして、ZB1の初ライブに向けて準備万端で臨んだ乾パンちゃん。会場にはZB1の第一歩を支えるZE_ROSEたちが集まりました。推しのゴヌクのスローガンと、2番目に好きなチャン・ハオのうちわを持っていざ参戦!
乾パンちゃんは、ZB1のデビューからたった1ヶ月しか経っていない新人グループならではの新しいパフォーマンスと、一番の推しあるゴヌクの可愛らしい姿!にも期待が高まっていたそうです。
ゴヌクは、普段からガッチリした体型と大人っぽい魅力を持っているメンバーですが、末っ子ラインだけに若さも光っていて、乾パン団はその可愛らしい一面を楽しみにしていました。
ライブ会場が大勢の人で賑わっている様子が見えますか? 座席は4階だったので、ZE_ROSEたちの様子を十分に観察できたそう。特に、ライブ前にスマホでリアルタイムのZB1情報を収集しているZE_ROSEたちの様子が印象的でした。
乾パンちゃんが一番楽しんだステージは「Jelly Pop」でした! この曲は「BOYS PLANET」の最終ラウンドで披露された曲で、ZB1としてデビュー後、初めて披露されました。乾パンちゃんによると、「Jelly Pop」はゴヌクにぴったりの曲で、彼のソロステージと言えるほどのパフォーマンスだったそうです。(ここだけの話、運営が用意していたシークレットイベントタイムでキム・ジウンのかっこよさに気絶しそうになったんだとか。)
今回のZB1のライブは、ファンミーティングとライブが組み合わさった形式だったので、ファンミーティングならではのロングトークやゲームが準備されていました。
メンバーに各一つずつゲームが与えられていたのですが、乾パンちゃんはキム・ジウンとキム・テレ/チャン・ハオのパートが一番良かったと言っていました。特にキム・ジウンのゲームでは、たった4カットの写真を撮るだけなのに、その完璧なお顔にひたすら感動してたそうですよ。
キム・テレ/チャン・ハオのパートは甘い歌声が響く素晴らしい時間で、特にハオのゲームでは歌を歌わないだろうと予想していたので、諦めていたZE_ROSEにとって感動的な瞬間でした。
テレはグループのメインボーカルとして、最高の歌声を披露したそうです。
ただし、乾パンちゃんは今回のライブで、少し残念だと感じることもあったと言います。
これはZB1のメンバー関することではなく、現場会場の問題です。ZB1のゲーム中にペンライトを振るとスコアが算出されるシステムがあり、ペンライトは欠かせないアイテムとなっていました。しかし、ここで残念な事態が発生。事前にオンライン販売を進めたり、ペンライト専用の販売ブースを設けるなどの対策が取られなかったため、多くのZE_ROSEがペンライトを入手できず困っていました…。
また、MD(公式グッズ)の予約システムが存在したものの、うまく活用されずにライブ前日の午後5時から混雑する事態が発生しました。その上、売り切れ後に再販もなかったため、失望するZE_ROSEたちが多かったと言います。さらに、真夏の暑い日に開催されたこともあり状況はあまり良くありませんでした。おそらく初ライブだったこともあって円滑に進まなかったり、準備不足な面が見えてしまったのだと思います。
この点を除いてライブ自体に特に大きな問題はなく、大変満足することができたのですが、会社に対する些細な不満を少しお話しさせていただきました。
乾パン団の感想
思った以上に楽しかったです!個人的には、ジウンの最後の感想が特に、心に響きました。こんなに大きな場所でライブができるとは予想していなかったそうで、夢のような気持ちだったと話していました。私も一緒にZB1の第一歩に参加できて嬉しかったです。
ZB1はプロジェクトで結成されたグループなので、2年半後にはそれぞれが自分の道を歩んでいくと思いますが、その間にゴヌクがどのように成長し、どのような未来を歩むのかを見守りながら応援するのが楽しみです!
最後に
みなさん、今回初の試みだった「ライブ中継」バージョンの記事はいかがでしたか?今回は残念ながらドッゴとジェガルが直接行くことはできませんでしたが、できるだけ皆さんに情報をお伝えしたいと思い、頑張りました。乾パンちゃんも今回のライブを通じて、ZB1への愛情が深まったようです。やはりアイドルのライブは素晴らしいと思いませんか?次回も素敵な記事をお届けする予定ですので、お楽しみに!
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