
grey cardigan - Saturday of us
blue striped trunk shorts - Coach
grey sweatpants - Jun j
✦ 全世界のKitto読者の皆さんに、自己紹介をお願いします。
こんにちは。韓国で俳優として活動しており、演技だけでなくさまざまな分野に関心を持っているキム・ジェウォンです。こうした写真の撮影も楽しいですし、広告の現場も大好きです。歌うことも好きなんですよ。僕はただ、「働くことが幸せな人間」なんだと思います。
✦ 今日の撮影のコンセプトは「キム・ジェウォンのとてもプライベートな一日」です。自然な日常の姿を収めてみたかったのですが、いかがでしたか?
とてもリラックスできて楽しかったです。実は僕、完全に外向的なタイプなので、家にほとんどいないんですよ。もしかしたら今日が、家に一番長くいた日かもしれません。でもこうしてゆっくり休みながらも、「ああ、やっぱり自分は外に出なくてはならないタイプなんだな」って思いました(笑)。
✦ でも、最近のように忙しいときは、家でゆっくり休みたいと思うこともありませんか?
そうですね、でも少し疲れていたり、なんとなくしんどいなと思っても、必ず外に出ます。外で運動してリフレッシュするんです。家では、生き延びるために寝ることしかない気がします(笑)。起きたらすぐ、1時間以内に外に出て、友達とおしゃべりしたりコーヒーを飲んだり…みんなからは「つまらない生活だね」って言われますけど、僕はそれが好きなんです。
✦ 最近の作品『ウンジュンとサンヨン』では、“チョンサンハク”役として、余韻の残る繊細な感情演技を見せました。もし劇中の「サンハク」に一言伝えるとしたら?
うーん…サンハクの選択があまりにも切なくて、「もう少し耐えて、乗り越えてみよう」と伝えたいです。
実は『ウンジュンとサンヨン』は特別出演だったんです。だから出番も多くはなかったのですが、台本を読んだ瞬間に「これは絶対やらなきゃ」と思って、初めて自分から会社に直談判しました。短く登場するだけですが、インパクトがとても強くて、周りの人たちにも印象に残ってもらえたんです。
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ivory collar cardigan – Bonbom
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✦ 初の時代劇『オクシ夫人伝』は海外でも大きな人気を集めましたね。準備の過程について教えてください。
人生で初めての時代劇だったので、悩みに悩んだ末、最終的には自分一人で準備しました。参考になりそうな人物像やレッスンも考えてみましたが、朝鮮時代というのは誰も実際に生きたことのない時代ですから、それぞれの想像力に基づくしかなく、正解はないと思ったんです。頭に浮かんだイメージを信じて、最初から最後まで自分で構想して演じました。ヒョンスニム(兄嫁)を盲目的に守るドギョムの信念を見せるために、実際にジヨン姉さんを尊敬する目で見つめながら演じました。姉さんも僕が没入できるように、たくさん助けてくれました。
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✦ 来年公開予定の『ユミの細胞たち 3』を楽しみにしている方も多いですね。ユミの最後の恋ということで、期待も一層大きいと思いますが、「シン・スンロク」というキャラクターの見どころはどこでしょうか?
スンロクはオンとオフがはっきりしていて、仕事中は冷静ですが、家ではかわいらしい一面もあります。その魅力的なギャップをしっかり表現できるように意識しました。また、年下男子とのロマンスなので、演じている間ずっと心の中で「かっこつけはやめよう、できるだけ飾らずに!誠実さだけを込めよう!」と決めていました。
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beige belted shorts - Trunk-project
✦ 多くの方がキム・ジェウォンさんの目つきを「初恋の雰囲気」、「まるで小説の一冊のよう」と表現しますよね。ときめくような初恋のイメージについて、どう思いますか?
それは僕が典型的な「彫刻のような美男子」ではないからだと思います(笑)。どこかで見たことがあるような、親しみやすく安心感のある顔なので、子どものころの記憶に残っているのかもしれません。あまりにも過分な褒め言葉で感謝しつつも、別の良い役柄でそのイメージの枠を壊すことも目標のひとつです。
✦ 実際のキム・ジェウォンさんは、どんなタイプですか?
よく言われるのは「ワンちゃんタイプ」、「大型犬の雰囲気」です(笑)。お兄たちとも自然に腕を組んでふざけたり、甘えん坊な一面も多いんですよ。
✦ 最近、グローバルOTTを通じて海外ファンも増えましたね。その人気を実感した瞬間はありますか?
一番早く、そして直接的に実感できるのはフォロワー数ですね。突然SNSのフォロワーが一気に増えるのは本当に不思議です。『キング・ザ・ランド』のときは、50万人以上も増えました。普段は海外旅行も気軽に行くほうですが、セブに行ったときには、ほとんど非公式のファンミーティングのように人が集まっていて驚きました。戸惑いながらも、とても感謝の気持ちでした。
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✦ 旅行は好きなほうですか?
作品が終わると、必ず旅行に行きます。最近は都会よりもリゾート地のほうがいいなと感じています。日本にはよく行きますが、それでもまだ行ってみたい場所がたくさんあります。神戸や北海道、札幌も気になりますね。台湾にはまだ行ったことがないので、来年は必ず行こうと思っています。台湾には美味しい食べ物がたくさんありますからね。
✦ 海外のファンにおすすめしたい、韓国のローカルスポットや食べ物を教えてください。
漢南洞の韓国料理ダイニング「빠르크(Parc)」がおすすめです。ここでは「LAカルビ定食」と「スラン&ベーコンの熟成キムチ炒めご飯」をぜひ味わってみてください。定食にはスープやナムルなどの副菜がつくので、本格的な韓国の家庭料理を楽しめます。その後、すぐ隣のリウム美術館で展示を観るのも良いですね。最後に「세르클 한남(Cercle Hannam)」カフェで甘いデザートを楽しめば完璧です。特に「チョコセルコン」はショコラムースアイスで、本当に美味しいですよ。ソファ席もあるので、ゆったりくつろぐのにも最適です。
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✦ モデル出身らしく、日常の彼氏風コーデも話題になっていますね。ご自身なりのスタイリングのコツはありますか?
体型に合ったフィット感が一番大事だと思います。着たいものを自由に着つつ、玄関の鏡の前で2つだけは外すようにしています。最近は、ダンディなスタイルにストリートの要素を少しミックスすることが多いですね。特にブルーの色味が好きで、ジーンズだけでも30本以上持っています。他の人から見ればどれも似ているように見えるかもしれませんが、僕の目にはそれぞれ違うんですよ。
✦ 最近ハマっている趣味や音楽、よく使うミームはありますか?
やっぱり運動ですね!水泳、ジム、サッカー、バドミントン、どれも好きです。音楽は、穏やかなバラードをよく聴きます。ホン・イサクさん、キム・ドンリュルさん、ソン・シギョン先輩のクラシックな曲が特にお気に入りです。ミームはあまり詳しくないのですが、友達がリールでよく送ってくれます。でも僕はつい、そのミームを分析しちゃうんです。「なぜ面白いのか」「どの部分が楽しいのか」と考えてしまう。でも理解しようとした瞬間、面白くなくなっちゃうんですよね。わかりますよね?ただバカみたいに見ているから面白いんです。多分そのせいで「老けた子どもみたい」と言われるんだと思います(笑)。
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✦ 最後に、Kittoの読者の皆さんへ一言お願いします!
『ユミの細胞たち3』は本当に一生懸命撮影しています。心の200%を込めています。結果がどうなるかはわかりませんが、誠意は必ず伝わると信じています。皆さんのいるところまで、僕の気持ちが届くといいなと思っています。今日の写真の撮影もとても楽しかったです。Kittoの読者の皆さん、そしてファンの皆さん!近いうちにお会いしに行きます。幸せで元気でいてください!
Editor : Hwang Hye Jin, Mori Chihiro, Lee Eo Jin, Kim Ga Eun
Photographer : Lee Jun Kyung
Hair : Lee Gi An
Makeup : Kim Tae Hee
Styling : Lee Jung Ju
Translation : Yamaguchi Yoshitaka
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