壊れた心をつなぐ歌—KATIE、独占インタビュー

2018年「Remember」でデビューし、音楽シーンに大きな反響を呼び起こしたKATIEは、壊れた心を少しずつ癒しながら愛を伝え、強くしなやかな心で音楽を続けてきました。そんなKATIEは今、無限の愛を歌で表現することを夢見ています。自分の中にはまだ表現できていない愛が無限に潜んでいるからこそ、隠された物語を引き出し、これからも絶え間なく歌い続けたいというKATIEに、音楽的な夢と、新曲「Natural」について話を聞きました。

── こんにちは。簡単に自己紹介をお願いします。

こんにちは、歌を愛し、歌うことが好きなKATIEです。

── 今年7月に「Unbreak」をリリースし、次に「Natural」のリリースが予定されていますが、「Unbreak」について紹介をお願いします。

「Unbreak」は、どちらかというと自信に満ちた励ましの愛の歌です。「壊れたあなたの心をもう一度繋げてあげる」と相手を励ます内容ですね。

── KATIEは未来のR&Bというジャンルを切り開いてきたと思いますが、ご自身の音楽のジャンルについてどう思いますか？

「切り開いた」とは大げさかもしれませんが、今は音楽ジャンルがますます細分化されているので、私がやっていることを聞かれると、私は「R&B」と答えることが多いです。ただ、それだけに限らないとも思っています。

── デビュー当初から注目を集め、6年前のデビューシングル「Remember」は音楽シーンに新鮮で驚きの旋風を巻き起こしました。それから多くのファンがKATIEの音楽を聴くようになりましたが、ファンにどうアピールしていると思いますか？

まず、K-popかポップかを決めずに音楽を公開したことで、いろいろな場所から関心を持ってもらえたのではないかと思います。私の音楽は、韓国で人気の主流とは違って、すべての歌詞が英語なので、特に韓国のリスナーには新鮮さと少しの違和感が入り混じった感覚かもしれません。

── 発売予定の「Natural」について少しだけ教えてもらえますか？

「Natural」は本当に軽い愛の歌です。実は夏にリリースしたら、リスニングにぴったりだと思っていたんですけど、予定通りにはいかないものですね、ハハ。重いテーマではなく、メロディも軽快で可愛らしい曲だと言えると思います。

 

── KATIEの音楽にはいつも強くてしっかりとした何かが感じられますが、KATIEを音楽を続けさせる原動力は何ですか？また、KATIEを壊れずにいさせる力は何ですか？

まずそのように言っていただけてありがとうございます。実は私はとても弱い方です。言葉がうまくなくて、表現も苦手なので、誰かを愛するときには、過剰だったり、ちょっと縮こまって一人でこっそりと気持ちを整理するタイプです。それを音楽で表現することが一番楽で美しい方法です。だから、音楽が私に届ける感情が好きです。本や似たようなものです。聴く人や読む人に自由な理解を与え、無限の感じ方をもたらすことは本当に素晴らしいことだと思っています。

── 今後、自分の音楽にどんなテーマや素材を盛り込みたいですか？

少しありきたりかもしれませんが、私の人生のエネルギーは「愛」です。人やペット、植物、どんな関係でも、愛がなければ一歩も前に進めません。愛には無限のバリエーションがあり、大きいもの小さいもの、表現の方法もたくさんあります。だから何年考えても飽きることがありません。芸術と愛は切っても切り離せないものだと思います。

 

── コーディネートやスタイルにも6年間で大きな変化がありましたが、自分が目指すスタイルや挑戦したいスタイルはありますか？

私はアバンギャルドなスタイルが好きです。普通や日常的にある「きれいさ」ではなく、もっと深みがあり解釈の余地があるビジュアルが好きです。そのため、ビジュアル的にはファッションショーのランウェイメイクをしてくれるメイクアップアーティストを好むことが多いですね。

── もともとジャズボーカルの教育を受けていたそうですが、尊敬するジャズミュージシャンや、今のR&Bミュージシャンで好きなアーティストは誰ですか？ファンにおすすめのアーティストや曲を教えてください。

最近私が本当に尊敬しているアーティストはVictoria MonetとLucky Dayeです。彼らは他のアーティストに曲を提供していた後、自分自身がフロントマンとして登場したんです。彼らが他の人の曲を提供しながらどんなことを感じていたのか、今は自分のステージで何を意味しているのかを想像しながら聴くと、もっと感動があります。そして、何よりも素晴らしいです！

 

── Kittoで定番の質問です。KATIEがアーティストとしてきっと（Kitto）叶うと信じている目標は何ですか？

私は音楽を仕事として続けていきたいです。音楽でお金を稼いで、生きていくことができて、また音楽を作り続ける生活を、ずっと繰り返していけたらいいなと思っています。

── 最後に、ファンに伝えたいメッセージをお願いします。

こんにちは、私を好きでいてくれて聴いてくれる皆さん。私はあまり頻繁に音楽を出さなかったり、顔を見せたりもしないので、ファンの皆さんには「존버(長期間耐えること、耐えないといけない状況)」と言われがちですが、ハハ。いつも申し訳なく思っています。でも、待っていてくれて応援してくれて、私に「頑張れ」と言ってくれる言葉に、本当に感謝していて、今でも胸が熱くなります。これからも私がなぜ音楽をしているのか、きっと皆さんにお見せできるように頑張ります。その道のりはとても難しくて長いトンネルのようですが、私の音楽をたくさん聴いてください。私を諦めないでください。皆さんも毎日を愛し、小さな幸せと共に生きましょう...！