Kitto × Poclanos
今週のK-Indieプレイリスト
韓国の大衆音楽が「K-POP」と呼ばれ、次世代の音楽シーンをリードしている時代であるだけに、多彩で新しい魅力を秘めたアーティストと音楽が無限大の「K-Indie」にも注目したい今日この頃。
韓国で最も新しく新鮮な音楽を届けているミュージックデリバリーブランド『Poclanos(ポクラノス)』が、月に2回、Kittoをご覧の皆さんのために、今一番かっこよくておしゃれな韓国のインディーズ音楽から9つの作品を紹介するコーナー。
About Time
jeebanoff
昨年の夏、インディペンデントとして本格的な活動を始めたjeebanoffが、また新たな音楽を届けてくれた。ビートルズを彷彿とさせる60~70年代のバンドサウンドの香りが漂う「About Time」は、jeebanoff特有のゆったりとしたグルーヴにヴィンテージ感を加え、切なさとほのかな懐かしさが溢れる作品となっている。
If You Want
Lee Yerin
IUやユン・ヒョンサンからシャウトアウトを受け、代表曲「Love is Strange」」で注目を集めたシンガーソングライター、Lee ye rin(イ・イェリン)。寒さが深まる季節にも心を温めてくれる新作「If You Want」は、静かな演奏に乗せて相手への深い愛情を淡々と綴った一曲。
Turbulence: A Guide to Balance
Kim Marie
EP『淸, 靑』から本格的に青春を代弁するコンセプトを打ち出してきた飛行少女(비행 소녀)Kim Marieが贈る3枚目のミニアルバム。J-POPやJ-ROCKを思わせるサウンドに乗せて、乱気流のように不安定な愛の情景を描き出した新作『Turbulence: A Guide to Balance』を通して、彼女ならではの瑞々しい少女の感性を堪能してみよう。
Default
Kim Sawol
2010年代から現在まで、『Suzanne』、『Romance』、『Heaven』といった傑作を次々とリリースしてきたフォークミュージシャン、Kim Sawol(キム・サウォル)の4枚目のフルアルバム。穏やかでエレガントな音色を通じて、自分のありのままの姿を受け入れる過程を丁寧に描き出した『Default』は、同名のタイトル曲を中心にアルバムを前半と後半に分けた構成で、聴く楽しさを一層引き立てている。
Mouse
Lee go do
淡々とした歌唱法で自身の内面を素直に語り、静かな癒しを届けるシンガーソングライター、Lee Go Do(イ・ゴド)の代表曲。厳しい世界の中で息を潜めながら生きる現実を描きつつ、中毒性のある爽やかなリフレインが、誰もが抱える心の重荷をふっと軽くしてくれるような一曲だ。
Take me to your heart
yooji
重く不安な心を明るく希望に満ちたエネルギーで解釈し、爽やかで心地よい魅力を放つシンガーソングライター、yooji(ユジ)。みずみずしいエネルギーが詰まった初のミニアルバム『Take me to your heart』を通じて、凝り固まった感情を軽やかに解き放つ。柔らかな音色がアルバム名の通り、私たちの心にまっすぐ響く一作だ。
Red Flag
verycoybunny
致命的な相手に惹かれる状況を、クールでエネルギッシュなサウンドで表現したverycoybunnyの新しいシングル。彼女ならではの独自の個性をしっかり感じたいなら、ティーン映画のワンシーンを思わせる感覚的なミュージックビデオと共に楽しむのがおすすめだ。
Step back
choichangsoon
24年の本格的なカムバックを告げるシングル「Vanilla Sky」をリリースし、NCTテヨンからシャラウトを受けたインディーポップシンガーソングライター、Choi Chang Soonが今年最後に公開するシングル。「Step back(거리두기)」は、自尊心を蝕む人々への鋭い宣戦布告を込めたトラックで、軽くて心地よく聴ける淡々としたサウンドと、対照的な歌詞が印象的だ。
mido
Cultgazer
正式な音源リリース前からローカルオフラインシーンで少しずつ活動の幅を広げてきた韓国のエレクトロニックロックバンド、Cultgazerのデビューシングル。浮遊するような歌声、ざらざらとした質感のグリッチサウンドは、シニカルでありながら真摯な姿を印象づける。今後の活動に期待が高まるトラック。
第9回のプレイリスト紹介はここまで!
次回もお楽しみに💙
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