【サランピTVくろ局長インタビュー】2月後半のK-POP振り返り！

サランピTV専属ライターのMちゃんです。
2月後半のインタビューでは、カムバックした第4世代ヨジャ代表のLE SSERAFIMと第3世代のTWICE、東京で開催されたSM TOWN 2024についてのインタビューを行いました。
元SMオタク兼ONCEの局長の見解はいかに…？

LE SSERAFIM

✦ 前作の「Perfect Night」で大成功を収めたLE SSERAFIMが2月1日にカムバックしましたね！「EASY」は今までの楽曲と違う印象でしたが…？

くろ局長 | 結論から言うと「EASY」は、好みが分かれる楽曲でした。 今までの「ANTIFRAGILE」や「UNFORGIVEN」と系統が異なるので、既存のピオナには戸惑いもあったように思います。 「アーティストとしてLE SSERAFIMが好きだから、どんな作品でも好き！」と受け入れるファンももちろん多くいましたが…。

✦ 「Perfect Night」と「EASY」は、いわゆるイージーリスニングというジャンルですよね。 

くろ局長 | イージーリスニングスタイルの「Perfect Night」でLE SSERAFIMは多くの認知を得ました。 LE SSERAFIMの存在が広く知られたことで、「EASY」はよりディープな層にも支持される楽曲になったと言えるでしょう。 歌詞には「簡単じゃないことでも私は簡単にできる」というLE SSERAFIMらしい覚悟が反映されています。

振付は「EASY」に見えますが、実際にはとても複雑です。 「曲のタイトル名＋テイスト⇔歌詞のメッセージ性＋振り付け」が対照的で、これが新しいスタイルのLE SSERAFIMらしさだ！という表現になっていると思います。 新しい層にこういった彼女達なりのメッセージが伝わっていくと、もっとファンが増えるでしょう！ 


✦ 局長は「EASY」より収録曲が好みだったようですが、お気に入りの曲は？

くろ局長 | 個人的に「EASY」は上級者向けの仕上がりかな？という印象だったので、他のサブ曲がすごく好みでした。 収録曲毎に違う個性があり、A＝EASY、B＝SMART、C＝SWAN SONGの3つがあります。 局長が個人的に好きなのはCの「SWAN SONG」です。 「LE SSERAFIM＝かっこよくて強気な女性」のイメージでしたが「SWAN SONG」では「華麗さと上品さ」があり、特にカズハに目が惹かれましたね。 カズハの存在が輝くことでLE SSERAFIMしかできないパフォーマンスになる…それがグループを唯一無二の存在にしている思うからです。


✦ 人気ヨジャグルと戦う上で、グループの個性は大事ですもんね。

くろ局長 | 僕も含め、多くのK-POPリスナーたちは今の第4世代の作品を聞くときに「これちょっとNewJeansっぽい…」「この曲だったらIVEでもできそう…」などと、その楽曲が他のグループでできるかどうかを探ってしまいます。 僕自身もよく考えてしまうのですが、カズハを見ると「結局これはLE SSERAFIMにしかできない！」と結論づけることができるんです。 Bの後続曲にあたる「Smart」も、もしかすると「EASY」より好きだという人がいると思います。

✦ アイドルとはいえ、収録曲も侮れないのがK-POPの素晴らしいところですよね。

くろ局長 | アイドルグループはタイトル曲が注目されてしまいがちですが、収録曲も聞き応えがあります！今回の「EASY」は収録曲含めて個人的に大好きなので、まだの人は是非聞いてみてください。

TWICE

✦ 13枚目のミニアルバム「With YOU-th」をリリースしたTWICEについてお伺いします！元ONCEの局長にとって、先行曲「I GOT YOU」とタイトル曲「ONE SPARK」はどのような印象を受けましたか？

くろ局長 | 楽曲に関しては、JYPの感性がどんどん研ぎ澄まされていっているなと改めて感じました。 衣装やコンセプトなどのビジュアル面に関しては、JYP特有のカラフルさが無くなり、大人っぽく綺麗でかっこいい、今の年齢にあった「自然体のTWICEがそこにいる」そういった印象でした。

「I GOT YOU」は英語曲で、80年代のポップソングを取り入れたサウンドになっているので、最近のトレンドを意識した楽曲＋TWICEらしくてとても良かったです。 以前からJYPはトレンドを意識した曲作りにトライしているのですが、そこにはグループらしさが欠けていたり何か物足りなさを感じていました。 しかしJYPがこの挑戦を繰り返した結果、今回の「I GOT YOU」ではTWICEらしさが表現されていました。

 JYP感を無理に出していくのではなく、JYP×トレンドの掛け合わせを今後も続けてほしいですね。

SM TOWN 2024

✦ 2月20日と21日に開催されたSM TOWNもかなり盛り上がっていましたね。元SMオタクの局長は、この盛り上がりをどのように見ていましたか？

くろ局長 | 今回のSM TOWNの盛り上がりを見て、改めてSMが大好きになりました。 第3世代のNCT、第4世代のaespa、第5世代のRIIZE、世代別で大成功を収めているアーティストが一度に見れるのはなかなか貴重ですよね。

基本的にはNCTが中心だったのですが、東方神起やSuper Juniorなどの先輩グループを凄く盛り上げているNCTのファンが多いのも素晴らしかったです。 NCTのファンが動員の中で多くを占めているのは事実ですが、そのファンたちがNCTだけでなくSM Familyそのものを好きになっている人が増えているのが伝わってきました。 これは事務所が頑張ってきた努力の結果だと思います。

あのラインナップでチケット代が15,000円、公演時間も4〜5時間あるというのは、ご時世ではあり得ないです。 ファンを盛り上げたいという企業努力を感じますし、それが結果的に花開いてファンがSM Familyを大好きになっているという流れですよね。 そうすることで世代を超えたコラボが凄く盛り上がっていました。

昔はNCTと先輩グループが絡むことは少なく、後輩自体もいませんでした。 今まではSuper Junior、SHINee、少女時代などで行われていたコラボが、NCTが中心になったことでたくさんの化学反応が起こっていました。 第2世代の東方神起と第5世代のRIIZEがコラボするなんて、他の事務所では考えられないですよね。 このイベントを年に1回することで、今後もSMの長い歴史、ファミリー、ファン達の絆は続いていくと思います。

✦ 確かに…歴史が長いSMだからこそ可能なイベントですよね。

くろ局長 | ただ少し残念だったことはSHINeeとEXOがいなかったこと。 SMアーティストが増えてきたことによって、全員揃うことが難しくなってきたんだなと少し寂しい点もありました。 僕自身、NCTがルーキーズとして前座で舞台に立っていた時代を知っているからこそ、NCTが中心に盛り上がっているSM TOWNを見ると感慨深かったです。 将来的には、RIIZEが今のNCTのような立場になることも考えられるので、今後のSMの成長が楽しみです。

くろ局長 | SMファンはK-POPのファンダムの中でも盛り上げ上手で、あの日のXのタイムラインは凄かったです。新規のSMファンになった人はSMの歴史が好きになって行き、SMのオタク文化を古参から学んでいます。歴史がある分、新規と古参が揉めないのがSMのいいところです。SMのような、ファンダムの囲いこみは他の事務所には真似できないと思います。

✦ SMには是非、この歴史を守っていってほしいですね！