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Chapter 5 : 週末何する? どんな作家だって?

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2023.10.20
ドッゴとジェガル
ドッゴとジェガル本場の韓国人CARAT

K-POPアイドルの展示会?

K-POPを旅するヒッチハイカーのためのガイド #episode 5

 

皆さん、文化生活は楽しんでいますか? 例えば、映画鑑賞、博物館訪問、公演観覧など...週末になると、日常を離れて様々な文化生活を楽しむ方が多いと思います。

一人、友達、恋人、家族などと一緒に楽しむ文化生活は、1週間を乗り切るための活力源のような存在です。ゆっくり休むこともできますが、せっかく外に出たのだから最高の一日を過ごした方が満足できるのではないでしょうか?

K-POPファンならさらにステージ、直撮り、ライブ放送、コンサート、ファンミーティング、サイン会、ハイタッチ会などが追加されますよね。せめてステージ、直撮り、ライブ放送の鑑賞は家に寝転がりならでも可能ですが...コンサート、ファンミーティング、サイン会、ハイタッチ会のようなものは、家の外に出てきた苦労をしたファンだけが楽しめるもの!

しかし、ご存知の通り、芸能人には空白期というものが存在します。俳優も、歌手も、バンドも、アイドルも...スポーツ選手だってシーズンオフがありますよね。

だからこそ、ファンは自らイベントを作り始めたのです。
「私のアイドルがしばらく休むのは理解できるけど、私は退屈なのよ!」

このようなファンのことを指して、韓国では「無報酬クリエイティブ」という面白いあだ名で呼ぶこともあるそうです。報酬もないのにコンテンツを作り続けているからです。 愛情オンリーで。

日本でもよく開かれるバースデーカフェは皆さんよくご存知だと思いますが、展示会もご存知ですか?今日ドッゴとジェガルが紹介するコンテンツは、まさにファンが作る展覧会です。

おそらくよくご存知の方もいるでしょうし、なんとなく知っている人もいるでしょうし、初めて聞く方もいるでしょう。 このようなイベントを開くのは韓国のファンがほとんどですが、日本で展示会を開くためには、適切な場所や時期を調整するのが難しいかと。

実はドッゴとジェガルも開催したことはありませんが、参加者として行ったことのある展示会について詳しく説明したいと思います。

 


 

K-POPのgray zone

 

X @swim_mind_

今回説明する展示会とは、所属事務所が公式に開催するイベントのことではありません。
ファンが自ら開催する展覧会!主催するファンが撮影した写真を額装して展示場に出し、訪れた人が鑑賞する形式です。

もちろんこれは考え方によっては肖像権の問題になる可能性もあります。実際の日本の芸能界では、ファンが高画質カメラで写真を撮ることは許されますが、それを額装して展示までするのはちょっと違うと思われるかもしれません。

しかし、韓国の芸能事務所はこれを「グレーゾーン(gray zone)」と考えているようです。

辞書によると、「グレーゾーン」はどの領域に属するか不明確な集団あるいは地域を指す用語です。政治では超大国の勢力圏に入っていない地域を指します。

もともとは、戦略兵器なのか戦術兵器なのか判断が難しい武器を指す「グレーゾーン兵器(grey zone weapon)」に由来する言葉です。

しかし、オタク文化では、ファン心や趣味の領域で2次創作の漫画や小説、映像などを作る場合に使われています。アニメやマンガの方では、コミケなどに出てくる同人誌を意味すると思ってください。

ある意味、ドッゴとジェガルのYouTubeチャンネルも「グレーゾーン」に入ると言えますね。 セブンティーンのメンバーの顔がずっと出てきますからね。

このようにK-POP界隈では、アイドルの顔が入ったスローガン、ウチワ、シーズングリーティングなどを制作及び販売することを一種のグレーゾーンとして見て黙認しています。 厳密に言えば、肖像権などで禁止させることもできますが、それ以上の広報効果やファンダムの流入などを理由に「やりすぎ」でなければ気にしません。 むしろアイドルたちもこれを確実に知っています。

もちろん、「やりすぎ」の基準は明確ではありません。 ある事務所は制作して一人で所持するのも「やりすぎ」だと思うし、ある事務所は制作して販売して海外発送まですることでさえも「やりすぎ」ではないと思うかもしれません。

そのため、各アイドルの傾向とその所属事務所の判断に任せるしかないという。 かなり複雑な話になってしまうかもしれません。

さらに詳しく説明すると、様々な法律用語まで出てくるので、「グレーゾーン」の話はここまでにしておきます。

結論は、K-POPの場合は、所属事務所側が特定の告知を出さない限り、ほとんどOKということです!

説明が少し簡単にはなりましたが、韓国で展示会のようなイベントが開催できる背景はある程度説明できたのではないでしょうか?

 

 


 

参加者からの視線

 

アイドルの写真を撮るホームマスターアカウントがあることを皆さんご存知の前提で説明しますね。

まず、展示会の告知は当然K-POPファンの必須アイテム、Twitter(X)のアカウントに掲載されます。 たまに他のSNSにも掲載されることもありますが、ほとんどはTwitterに掲載されます。

ホームマスターが約1ヶ月から2ヶ月前にアカウントに展示会の開催を告知すると、その頃からドッゴとジェガルのように参加意思のある人たちはスケジュールを調整し始めます。

※今年の夏、ドッコとジェガルが訪ねたスングァンの展示会の様子

ドッゴとジェガルが今年の夏に行ったSEVENTEEN・スングァンの展示会を例に挙げると、展示会開催は8月19~20日でした。 しかし、告知は6月23日にアップされました。 時には遠方から来る人のために3ヶ月ほど早く告知をすることもあります。

告知を早くする理由は、前払い入場というものがあるからです。 開催前に入場料を前払いすると、特典が付いてくるのです。

幸い、現地で入場料を支払って入ることができる現地入場もあります。
ただし、現地入場の場合は、前売りよりも安くなりますが、特典はもらえないのでご注意ください!

そうして展示会当日に、告知された時間と場所に入場します。前売りの場合は、会場入口で名前を言うと特典と一緒にすぐに入場できます。 現場入場は、入場時に金額を支払うだけでOK。

※今年の夏、ドッコとジェガルが訪ねたスングァンの展示会の様子

そして、リラックスした気持ちでアイドルの写真を鑑賞すればいいのです。ほとんどの場合、写真を撮ることも、動画で残すことも可能なので、気に入った写真があれば撮って帰ることもできます。 ただし、撮影ができない場所もあるので、事前告知を確認してくださいね!

展示会では写真の展示だけでなく、ガチャのようなLUCKY DRAWもあり、引いた種類によって商品がもらえます。

ちょっと自慢をすると、今年のスングァン展でドッゴが2等賞として額縁を1つゲットしました!すごい運...しかし、ここで運を使い果たしたのか、その後は妙に運が悪いです。では、この額縁、欲しいのですが、方法はないのでしょうか?ありますよ

額縁も販売しているので、現場で気に入った額縁があれば購入することができます。
方法は2つ。 展覧会が終わったら会場にあった額縁をそのまま持ち帰ることもできますし、今すぐ受け取れない場合は送料を払って宅配で受け取ることもできます。

個人的に額縁を購入してみたり、選んでみた立場として本当に好きなアイドルがいるなら、1つくらいはコレクションしておくのもおすすめです。明らかに携帯で見るのと額縁で見るのは次元が違う迫力があります。 ドッゴは机の上に置いて、在宅勤務中に大変な時に眺めながら元気をもらったりしています...。

ただ、このような額縁は後々処分に困ることもあるので、購入前に少し悩んでみるのもおすすめです(笑)。そんなことはないはずですが...

実際のところ来場者はただただ来て気軽に観覧するだけなので、特に説明することがあまりないですね日程と場所を確認し、お金を払って美しい姿を鑑賞する! これだけです。

まあ、せっかくなら展示会場付近にあるグルメもチェックしてお腹まで満たせれば最高なんですけどね。

 

 


 

展示会に行くべき理由

 

※今年の夏、ドッコとジェガルが訪ねたスングァンの展示会の様子

実は展示会はそんなに頻繁に開催されるイベントではありません。 本当に人気のあるアイドルでも1年に2回開催されれば多い方だと思います。 1年に1回も開催されないこともありますし...それほど不思議なことではありません。

頻繁に開催しにくい理由は本当に星の数ほどありますが、一番大きいのはやはり場所選びです。

みなさん、展覧会というとどんな場所を思い浮かべますか?
やっぱり白い壁に大きな空間ですよね。 しかも写真展といえば、造形物があってはいけません。
また、多くの人を収容できる場所でなければなりません。
車がなくても訪問できるように交通の便も気にしなければなりませんし...。

これらをすべて満たしていて、一般人に貸してくれるところ? あまり多くありません。
芸術作品を専門的に展示している場所をレンタルするのはなかなか難しいです。
さらに、その少ない候補の中でもまた日程がうまく合わなかったり、金額的な問題もあります。貸館料がかかりますからね。

イベントカフェとは少し違う話になりますね。 韓国にはカフェが本当に星の数ほどあって、ファンに貸すのはほとんど歓迎しています。

もちろんこれだけが理由ではありません。

※今年の夏、ドッコとジェガルが訪ねたスングァンの展示会の様子

展示会は主催者が撮った写真を展示するのが基本的な形です。

しかし、撮った写真の中でA級と呼べる写真が100点以上あって、前回の展示では公開しなかった非公開の写真でなければなりません。

しかも、これらの写真を「展示会」という名前にふさわしいサイズの額縁に収める必要があります。
展示会場に届けるにはトラックが必要!

このような理由から、展示会は頻繁に行われるイベントではないのです。

仮に場所選びに関してサポートをもらえたとしても、100点以上の大きな額縁を一度に日本に送るのは大変です。 しかも、韓国に持ち帰ることも覚悟しなければなりません。

でも、それでも展覧会を開いてくれる方々には本当に感謝しかありません...。
退屈しのぎのようなイベントだなんて口が裂けても言っちゃダメ!

そして最近は日本でも昔に比べて展示会が多く開かれるようになったので、もし気になるアイドルがいて、あなたの住んでいる地域で展示会が開かれたら、ちょっと無理してでも行ってみることをおすすめします。今度いつ開催されるかわからないから...!?

 

 


 

おわりに

 

今日はK-POPのちょっと変わった文化である展示会について説明しました。 少し長くて、ユーモアがあまり入っていないので、面白かったかどうか少し心配です。

一つ言えることは、展示会は本当に楽しい場所だということです。 そこにいる人たちはみんな同じアイドルが好きな同志たちだからです。

隣で「私はこの髪型が好き」「この時すごく綺麗だったね」「この公演最高だったね」などと話しているのを聞いていると、思わず話に入りたくなる自分がいるかもしれませんよ!

ドッコとジェガルが今年の8月訪ねたスングァンの展示会が気になる方が下記Vlogをチェックしてみてくださいね。

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